小沢氏が刑事責任を問われないことで、鳩山由紀夫首相は幹事長を続投させる意向。進退問題はひとまず沈静化する見通しだが、与野党には、小沢氏の政治的責任を問うとともに、説明責任を果たすよう求める声が根強く残っている。
特捜部は小沢氏から2度にわたり任意で事情聴取したが、同氏は「秘書が独断でやったことで、把握していない」などと、虚偽記載への関与を全面否認。捜査の結果、小沢氏の共謀を立証するだけの証拠がないと判断した。
起訴状などによると、石川容疑者は、2004年10月に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入する前に、同会の口座に入金した4億円について、同年分の収支報告書に収入として記載しなかったとされる。
大久保、池田両容疑者は、小沢氏の自宅に届けるために陸山会が07年に支出した4億円について、同報告書に記載しなかったとされる。
関係者によると、石川容疑者と池田容疑者は故意の虚偽記載を認め、大久保容疑者も大筋で認める供述をしている。
石川容疑者は今後、公判で有罪が確定すれば失職する。
【関連ニュース】
・ 【特集】「陸山会」土地購入事件〜4億円「知人から預かった」〜
・ 「大政翼賛会」は続かない〜民主・渡部元衆院副議長インタビュー〜
・ 勃発した「藤井一派」vs「アンチ財務省」の暗闘〜経産省と組んだ菅副総理〜
・ 難問山積 問われる首相の決断力〜普天間、小沢氏団体問題にどう対応?〜
・ 労組への配慮で公務員制度改革「封印」の危機
・ 東京・練馬の酒店に強盗、154万円奪い逃走(読売新聞)
・ 運転のブラジル人を逮捕=危険運転致死容疑で指名手配−名古屋ひき逃げ・愛知県警(時事通信)
・ <名古屋ひき逃げ>運転者は岐阜県内のブラジル人 行方追う(毎日新聞)
・ 社福法人で15億円不正流用か 鳥取 県議事務所など捜索(産経新聞)
・ 文楽の綱大夫さん・清二郎さん親子が同時襲名へ(産経新聞)